「高円宮杯 U-18サッカーリーグ OSAKA 2016」4部のプレーオフがOFA万博グラウンドで行われ、豊能・三島ブロック代表の大冠高校と、3部昇格をかけて対戦しました。
（エンジ：上宮太子、青：大冠）
結果：2-5（前半：0-2、後半：2-3） ※40分×2
3部昇格をかけての大一番。残った3年生にとっては勝っても負けても最後の試合です。
立ち上がりから硬さもありました。前線にスピードのある選手がいる大冠高校に対し、守備に回る時間帯も多かったですが、DF陣が良いカバーリングを見せ、守備からリズムが出て来ました。サイドの空いたスペースを利用して攻撃するチャンスもありましたが、逆サイドへのクロスのタイミングがほとんど合わず、決定的な場面を作り出すことはできませんでした。逆に相手もDFラインの裏を狙うボールを放り込むことも多く、前半18分にDFの裏を突かれたところから失点。前半終了間際にも追加点を決められ、0-2での折り返しとなりました。
後半は球離れを早くして、相手コートでプレーする時間を増やそうと送り出しました。後半立ち上がりから決定的場面を何回か作りだしましたが、GKとの1対1を決められず、とチャンスを活かせませんでした。それでも後半7分に相手ゴール前での混線を抜け出してのシュートが決まり2-1に。その後も何度か良いチャンスがありましたが、決め切ることができませんでした。相手もDFの裏を狙ってシンプルにも攻撃をしかけて来ましたが、後半は完全に上宮太子ペースでした。しかし後半25分にPKを献上、これを決められて3-1に。そこからがダメでした。そこからの約10分間で計3点を献上。後半終了間際にPKを獲得し、2-5にするも、追いつくだけの時間と体力はありませんでした。
今までに経験したことのない舞台での試合。それを意気に感じて精一杯する者は身体と声を張り、力を出し切ろうと努めたと思います。今日試合に出た3年生の4人はその姿を見えてくれたと思います。ともに戦って来た後輩も、その気持ちに応えるように身体を張ったプレーを見せてくれました。しかし、この舞台でも身体を張れなかったり、声を出せなかったり、歯がゆい思いを持ってしまう者もおりました。今日の試合はミスも多かったです。失点はほぼこちらのミス。歯がゆさを持ってしまう選手にミスが目立ちました。
このプレーオフを迎えるにあたり、チーム全体として戦えたかどうか。試験前という難しい時期でしたが、自分のことを優先的にしか考えられなかった者もいました。また学校のルールを守れず指導を受ける者もいました。試合に出ている、いないに関わらず、このような者がチームにネガティブな影響を与えてしまったのも事実です。そして当然ながらこのような選手は3年生ではありません。これが新チームの現状だということを受け止めなければなりません。
3年生はこの試合でも2得点。残った4人は本当によく戦いました。この舞台まで連れて来てくれたことに、本当に感謝しかありません。本当に意識高く取り組み、私たちをこのような特別な舞台まで連れて来てくれました。
新しく出来た吹田スタジアムの真横で、サッカー協会の多くの方々に運営していただいた下での試合。たくさんの方に応援していただいている中での試合。結果は惨敗でしたが、後輩たちに良い景色を見せてくれたと思います。
余談ではありますが、解散のミーティング後に吹田スタジアムで本田圭佑のモノマネでお馴染みのじゅんいちダビットソンさんがロケに来られていた現場に遭遇に、部員のほとんどが一緒に写真を撮ってもらっていました。
3年生が頑張ってくれたからこその出来事。これも何かのご褒美のような気がしてしまいました。
明日からチームは新チームです。とは言うものの明日から中間考査です。まずは試験に集中してください。
そして試験終了後から本格的に始動します。
これからは人数も大幅に減り、いろんな課題の壁にぶち当たると思います。残された選手たちは本当に厳しい戦いが待っていると思います。自分たちの現状を自覚し、それでも目標を達成するという覚悟を持って下さい。来期はリーグを1位で突破して3部に昇格できるよう頑張って欲しいと思います。今までで一番結果を出して来た3年生を超えるのは容易なことではありませんが、高い壁を超えてこそ、チームとしての真価が問われると思います。
試験明けの10/15（土）、和歌山県の日高高校と対戦します（14:00〜＠上宮太子）。
まずはこの試合で新チームとしての課題を見つけて、次に活かせる試合になるようにしてもらいたいと思います。
大冠高校のみなさま、試合運営をしてくださった協会関係者のみなさま、また遠い所まで応援に駆けつけて下さったみなさま、本日は本当にありがとうございました。
