2/29(土)、第30期生の卒業証書授与式が執り行われました。
本来ならば、卒業式後に、引退試合を行う予定でしたが、今般の新型コロナウイルスの影響で、在校生の出席もなくなり、卒業生と保護者だけでの卒業式となりました。
今年卒業する30期生は12人です。
毎年恒例の卒業生紹介をしたいと思います。
キャプテン 紙漉 泰生 FW #9→10 (長吉西中)
「攻守でチームの柱となったテクニシャン」
1年生から試合に出続け、選手権予選ベスト64にも貢献しチームの中心として3年間チームを引っ張ってくれました。
豊富な経験とチーム随一のテクニックで、DFに回れば守備の中心となり、FWに入れば点を決め続けてくれました。3年からはキャプテンに就任、「勝てるチーム」になるようチームをまとめ上げ、3部昇格に大きく貢献してくれました。
副キャプテン 西岡 将貴 MF #11(川上FC(藤井寺三中))
「練習で進化した中盤の要」
中盤の要として攻守にわたってチームを支えてくれました。1年生の時は、身体も小さく、技術もさほどでしたが、練習での姿勢はチームで1番優れており、どんな練習でも手を抜くことなく取り組みました。その結果、新チームになってからは、チームに欠かせない存在へと成長、相手チームからも嫌がられるほどの選手に成長してくれました。また引退後も練習に参加し、後輩たちにとって良い手本である、大きな存在となってくれました。
進学先:関西外国語大学
水原 蓮生 DF/MF #2(プリマ大阪柏原FC(柏原中))
「右サイドを支えたタフな男」
1年生では右SB、2年生ではCB、3年生では右SHとして3年間試合に出場した1人。高いフィジカルでコーナーキックではヘディングで、またスピードを活かしてサイドを駆け上がり、角度のないところからシュートを決め、たくさん得点を奪ってくれました。試合終盤でも衰えないスタミナとスピードでチームに大きく貢献してくれました。
進学先:四天王寺大学
里 俊祐 DF #3 (プリマ大阪柏原FC(玉手中))
「スケールの大きなハードワーカー」
おもにCBとして、チームの勝利に貢献。恵まれたフィジカルと、的確なロングキックでチャンスを演出しました。また守備面では、大声で味方に指示を出し、身体を張ったプレーで何度もピンチを救ってくれました。春に一旦チームを離れましたが、現新チームになってからもグラウンドに顔を出し、後輩たちにアドバイスを送ってくれました。
進学先:畿央大学
「チームNo.1スプリンター」
小柄ながらも回転数の高いスプリントと強烈な左足で、何度も得点に絡み、チームの勝利に貢献しました。そのスピードはチームでもトップクラスで、気がつけば相手の背後でボールを受けていたり、フリーでゴール前でシュートを打ったりと、チームの攻撃パターンの1つとなる選手で、チームの3部昇格に大きく貢献しました。
進学先:追手門学院大学
岩井 理薫 GK #12 (八尾東中)
「二刀流GK」
入学直後から太子のゴールマウスを守り、強豪校相手にも物怖じせず立ちはだかり、相手チームから何度も賞賛を受けるGKでした。正確なキックから何度もチャンスを演出し、時にはフリーキックも自ら蹴ることも。チームの人数が少ない時には、フィールドとしてディフェンスラインからチームを鼓舞する存在でした。
東川 一平 DF#14 (FC Sword Osaka(松原中))
「闘志あふれる太子の壁」
守備面での貢献が最も大きかった選手。身体を張ったDFで、何度も太子のピンチを救ってくれました。また、果敢なオーバーラップでチャンスメイクも見せてくれました。2年から肉体改造に励み、当たり負けしない身体を手に入れました。引退後もトレーニングを続け、後輩たちにとっても最後まで「壁」として立ちはだかり、良い影響をチームに与えてくれました。
板原 海馬 MF#15 (三郷中)
「チームに明るさをもたらす陽気なドリブラー」
華麗なドリブルのテクニックと右足から放たれる強烈なシュートで、幾度となくゴールを演出してきました。最後の大会では、チームの勝利に大きく貢献するプレーを見せてくれました。ケガとの戦いも長く、最後のU-18リーグには出場が叶いませんでしたが、明るいキャラクターでチームを盛り上げ、誰からも愛されるムードメーカーでした。
進学先:大阪産業大学
山下 敦暉 MF#21 (FCボランチ大阪(峰塚中))
「努力の末に勝ち取った信頼」
入学して早々に大怪我をし、2年の秋までサッカーをすることができませんでした。それでも休むことも腐ることもなく、グラウンドに顔を出し続け、チームに貢献してくれました。復帰戦では、チーム全員が得点を取らせようとパスを送る中、見事にゴールを決めることができました。チームへの献身的な姿勢が引退まで続き、後輩にも良い手本となり、チーム全員から厚い信頼を得た選手でした。
進学先:酪農学園大
大杉 陸 DF#24 (上宮太子中)
「最後の6か年戦士」
今年で上宮太子中が閉じてしまうため、上宮太子で6年間サッカーをやり続けた最後の選手。最初は技術や体力で他の選手から劣る部分もありましたが、厳しい指摘を受けながら、努力をやめることなく続けた結果、大きく技術も向上し、試合で活躍できる機会も増えました。
進学先:関西医療大学
王 凱悦 MG#06 (八尾東中)
「すべてに全力を出せる笑顔のサポーター」
笑顔が絶えない誰からも愛される存在で、手を抜かずに何事も精一杯頑張れる姿勢で、チームを献身的に支えてくれました。時には選手に対して叱咤激励をし、チームに喝を入れてくれることもありました。最初は慣れない環境に戸惑いながらも、最後までチームに残ってくれ、チームの大きく貢献してくれました。
進学先:近畿大学
谷 美咲 MG#07 (誉田中)
「強い気持ちでチームを支えた戦友」
夏の暑さにも冬の寒さにも負けず、ほとんど休むことなく、最後までチームを支えてくれました。いつも明るく元気な姿で、備品の管理や試合・練習のサポートをしてくれました。年月とともにに表情も引き締まり、選手と同じ気持ちで戦い抜き、チームのベスト64、3部昇格に大きく貢献してくれました。
進学先:関西女子短期大学
30期生は18名でスタートしました。2名が途中加入で述べ20名。
しかし勉強に専念するなどで、途中退部者も出てしまいました。しかし、勉強を理由に退部した者全員が精一杯、自らの進路獲得のために努力してくれたと思います。
入部の段階で「上宮太子でサッカーをしよう!」と決めて入学してくれた者も多かった学年でした。そのおかげもあって、1年生の時から試合に出る者も多く、その経験が、3年での「3部昇格」に結びついたと思います。
勝ちを意識するあまりに、衝突もあったり、気持ちが先走ってうまくいかないこともありましたが、個人の成長がチームの成長につながり、最後には、先代ができなかった「リーグ昇格」を達成しました。
大学でサッカーを続ける者もいますが、何らかの形で、サッカーに携わってくれたらうれしく思います。なにより、この上宮太子で学んだことを、これからも活かしてください。
君たちは、今まで本当に多くの方々に支えてもらいました。その「感謝」をあらわすのが、これからの人生です。やはり結果がすべてです。世の中は結果しか見てくれません。だからこそ、様々なことに「挑戦」をしなければならないのです。
これが、私たちが君たちに伝えたかったことです。
「感謝と挑戦」をこれからも繰り返し、そして次のステージで羽ばたいてくれることを祈っています。
今年は引退記念試合も、後輩からの見送りも出来ませんでした。
時期はもう少し後になりますが、どこかで必ずセレモニーをします。そのときは、必ずきて欲しいと思います。
最後になりましたが、30期生の保護者のみなさま。これまで本当にありがとうございました。
今までの保護者の中で、一番多く観戦に来て下さり、大きな声で選手を励ましてくださいました。送迎や差し入れなど、私たちが見えていないところまで、子供たちのサポートをしてくださいました。3年間共に走ってきたような思いをしています。
至らぬところも多々あったと思いますが、たくさんの支えをいただき、本当にありがとうございました。
チームはまだまだ発展途上です。
後輩たちの姿をたまに見に来てあげてくれたらうれしく思います。
君たちと出会えたことに感謝しています。
本当にありがとう。これからの活躍を祈っています。