7/10(月)、「令和5年度 大阪私学総体サッカー大会」の1回戦がJグリーン堺で行われました。
相手は強豪・近大附属高校。全国に何度も出場している名門校で、部員も100名以上いる大阪を代表するチームの1つです。出場する選手はTOPチームではないにせよ、昨年の私学大会ベスト8のチームで、3年生で大会に臨まれています。
前半から自陣で相手にボールに触られることが多く、守備に回る時間がほとんどでした。相手に何度もゴールを脅かされるも、粘り強く守り、少ないチャンスを前線に繋げて、相手の空いたスペースから攻撃に転じました。その中でペナルティエリア内でファウルをもらい、PKを獲得しました。これを落ち着いて決めるも、その後も相手の怒涛の攻撃は続きました。何とかしのぎ、前半を1-0で折り返しました。
その後猛烈な雷雨に見舞われたため、ハーフタイムで試合が中断。退避のため、ロッカールームで約1時間半ほど過ごしました。その間、選手たちは疲労は見えたものの、リラックスして過ごし、前半で疲れ切った身体を回復させることもできました。
後半気持ちを持ち直して臨み、なんとか追加点を挙げようと入りました。相手もメンバーを入れ替え、果敢に上宮太子ゴールを襲いました。その後も攻めるどころか、守りに回る時間が続くも、非常に集中して臨みました。前線からボールに対してプレッシャーを与え、中盤で激しく競り合い、後ろでカバーするという連続でした。相手シュートは何度もゴールポストに当たり、コーナーキックも数えきれないほどあり、最後はアディショナルタイムが7分続く中、相手GKもセットプレーに加わるパワープレーを何とかしのぎ、1-0で勝ち切ることができました。
昨年の私学大会も同じように前半でPKを獲得し、ラスト10分まで勝ち越すも、最後追いつかれ、アディショナルタイムで逆転されました。その経験を活かして、今回は同じ悔しさを味わうことなく、勝利を得ることができました。
個々の能力やフィジカルでは、確実に相手チームの方が上回っていました。それを全員で耐え忍んでもぎとった勝利です。
厳しいコンディションでタフな試合でしたが、ミスが少なかったのも大きい要因でした。先発に抜擢した選手も、期待に応えよく頑張ってくれました。
出ていた選手も、出れなかった選手も、マネージャー・スタッフもみんな一丸となってつかんだ勝利だと思います。
ベンチ外の選手たちも声をからして応援してくれました。これまで太鼓をたたいて応援してもあまり迫力がありませんでしたが、今回は1年生を中心にみんなで声を出して戦いました。
上宮太子サッカー部始まってはじめての”ジャイアントキリング”。同じ試合をもう一度やれと言われても、おそらくできないであろう試合をやってくれました。
ただ、これで終わりではありません。2回戦は明後日7/12(水)、東大阪大学柏原高校と対戦します(17:00~)。こちらも大阪で優勝争いに加わる強豪校。まだまだ厳しい戦いが続きますが、この経験を活かして、次も良い試合を見せてほしいと思います。
近大附属高校のみなさま、試合運営に関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
【試合結果】
1-0(1-0.0-0)※35分×2