3/28(火)、Jグリーン堺では全国クラスの強豪校が集まる「PUMAカップ」が開催されていました。その片隅で上宮太子サッカー部の伝統行事のひとつ、在校生VS卒業生の壮絶な戦いの火蓋が切って落とされました。
この日終結した33期生全員10名がピッチにたち、在校生から1人レンタル移籍選手も加入し、引退記念試合がいよいよ始まりました。現役生にとってもリーグ戦前の最終メンバーを絞るための緊張の一戦。
開始早々に体力の衰えも感じさせるものの、キャプテン道籏・副キャプテン貴次たちからの後方からの檄により、徐々に現役時代の感覚を取り戻していきました。前線のスピードあふれる松田の突破からチャンスメイクをするも、現役チームのゴールを割ることができず、しかしながら中盤で西村・半澤らによる粘り強い守備から、また右サイドを池上・山口らがスピードのある突破や、中盤からの原田・日高からの効果的な縦パスやスルーパスで現役チームのディフェンスを翻弄するシーンも見られました。体力的に衰えが見え、現役生による猛攻もありましたが、福嶌らが中心となって現役生の攻撃を食い止めました。しかし、現役チームのカウンターから先制を許す形となってしまいました。後半も果敢に攻め入るも、DFのクリアが現役チームの選手にあたり、そのこぼれ球を決められるなどのアクシデント的な失点もあり、結果は現役チームに軍配が上がりました。
この日は後輩たちの門出に花を添えるべく、32期生からも6人のOB、2人マネージャーが駆け付けてくれました。
現役チームと20分4本・15分2本のゲームの中を行いました。32期生の中には、大学サッカーやフットサルで現役としてプレーしている者も存在し、高校生相手に切れのある動きや、華麗なテクニック、豊富な攻撃にバリエーションを見せながら、現役チームのゴールネットを何度も揺らしました。
現役チームにとっては、U-18リーグの前日。昨日、中学生相手に悔しい試合を行った後で、自分たちで課題をもって、声を出して戦う人も増えたように思います。しかしながら、OBたち独特の緩い雰囲気に合わせてしまったり、ゲーム温度が低いままプレーしたりと、まだまだ課題が残ったままの状態も見えました。
明日はチームを二隊に分けて試合を行います。U-18リーグでは布施高校と初戦を迎えます。セレクトされたメンバーでリーグ戦を戦います。残りのメンバーは、FCボランチ大阪さん主催のフェスティバルに参加させていただきます。
どちらのカテゴリでも、しっかりと結果を残せる一日としてほしいと思います。
最後になりましたが、33期生のみなさん。改めて卒業おめでとう。
全員無事に進路も決まり、4月から新たなステージで活躍してくれることと思います。
上宮太子サッカー部で得た経験、出会った仲間を大切に、さらに素敵な大人に成長してくれることを祈っています。
たくさん集まってくれたOB・OGのみなさんもありがとう。
これからの活躍を期待しています。