「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2021 OSAKA」3部リーグCグループの第18節(最終節)が、本校グランドで行われました。
昨年3月から始まったU-18リーグもいよいよ最終節を迎えました。上宮太子はグループ9位が確定し、来年度は4部への降格が決定となっています。本日の対戦は、商大高校が、上宮太子に11点差以上で勝利すると2位に浮上し、プレーオフに進出できるという戦いでした。太子としても、絶対にやられてはいけない相手との試合です。
前半から守備の意識が高く、中盤からしっかりと守備をして、相手を自由に攻撃させないということができました。その中でも、フィジカルに勝る相手に対し、優位に試合を運ばれてしまいました。相手に決定的チャンスを作られながらも、なんとか防ぎ、前半を0-0のまま折り返しました。
後半に入っても相手ペースは変わらず、それでも何とか防ぐ展開が続きましたが、後半の引水タイムの後にコーナーキックを押し込まれ、相手に先制を許してしまいました。その後、相手の猛攻が続き、これを堪えることができず、失点を重ねる結果となっていしまいした。
相手は3年生中心のメンバーとあって、フィジカルも強い選手が非常にたくさんいました。体格差では、まだまだ当たり負けをする選手も多く、その分相手に優位に試合を運ばれました。守備的な試合となることはある程度予測はしていましたが、後半の最後に足が止まるものも増え、失点を重ねる結果となってしまいました。
3年生のうち2名の選手、1名のマネージャーが、この日まで引退を伸ばし、現役を続けてくれました。選手権で思うように力を発揮できなかった悔しさ、ケガでなかなか試合に出られなかった悔しさを、この試合にぶつけてくれたと思います。なかなか思うようにいかなかった高校サッカーだったと思いますが、最後の試合で、気持ちの入った、そして後輩たちの手本となるような体を張ったプレーを見せてくれたと思います。
今日も引退する3年生のために、同級生や卒業生が駆けつけてくれ、B戦に一緒に出場してくれました。
また、今日のB戦では、1名の中学生がクラブ体験に来てくれました。
夏にも1度来てくれたことがありますが、コロナの影響であまり試合ができず、体験もあまりできない状況でした。今日は試合に参加することができ、太子イレブンの一員として、一緒にプレーしてくれました。
ボールに触れる機会は少なかったものの、それでもボールを呼び込むために積極的に動き、ディフェンス面においても献身的なプレーを見せてくれました。
上宮太子では、いつでも体験練習を受け付けていますので、興味のある方はお気軽にお申込みください。
長く続いたU-18リーグが今日で終わりました。
結果をみるとグループ9位で来季の4部降格が決定となってしまいました。それでも、高いレベルのサッカーをたくさん見させていただき、他には代えがたい経験を積ませてもらった2年間でした。
最初はレベルの高さについていくのがやっとだった去年。今年は点を取るサッカーにこだわり、3部の中でも存在感を発揮することが昨年よりはできたように思います。
しかし、勝てる試合・引き分けにできる試合を落とした結果がこの順位。メンタル・フィジカルの部分での差は他チームに対してもまだまだ大きな差があるように思いました。
3年生中心で経験させてもらった3部。これを見てきた1・2年は、今の段階でもまだまだ大きな差があります。どうやってこの差を埋めるか。課題も多く、やることも山積みですが、効率よく着実にやっていく他はありません。
まずはサッカーに取り組む意識と姿勢、そして基礎技術・フィジカルの向上を目標に取り組んでほしいと思います。3年生が後輩たちのために残してくれた「上宮太子スピリット」を継承し、さらに強いチームへと成長してくれることを期待したいと思います。
大阪商大高校のみなさま、そしてU-18リーグの運営に携わってくださったすべての関係者のみなさま、ありがとうございました。
チームはまた新たな一歩を踏み出します。
3年生のみなさん、ここまで本当によく頑張ってくれました。これからの後輩たちの成長を見守ってください。そして、今後のみなさんの活躍を祈っています。
【試合結果】
0-3(0-0.0-3) ※40分×3
B戦:0-6(0-5.0-1.0-0) ※25分×3