「高円宮杯 U-18サッカーリーグ OSAKA 2015 4部上位リーグ 中河内・南河内Bブロック」の第6節が本校グラウンドで行われました。
(エンジ：上宮太子、白：八尾)
結果：3-2（前半：0-1、後半：3-1） 40分×2
8月最後のU-18リーグは、非常にタイトなゲームでした。
前半立ち上がりにチャンスはあったものの、相手GKの好セーブに阻まれて先制の機会を失いました。八尾高校は非常に速いボール回しができるチームで技術力の高いチームでした。中盤でボールを失い、前半10分に失点。ディフェンスラインの裏に出されたボールの折り返しを決められてしまいました。この失点もGKがしっかり反応できていたら防げていた点だったかもしれないと考えると、悔いが残る失点でした。
その後もいい感じにボールを回され、10本もシュートを打たれました。逆に太子のシュート数は2本しかなく、前半はほとんど相手ペースで試合が進んでいました。太子の陣内でボールを回されることも多く、ディフェンスのクリアボールや中盤からのパスをカットされて危ない場面を作られることも多くありました。ディフェンスラインの間のスペースを通され、そこにスピードのある選手に入られることもしばしばありました。なんとか1点で防ぐことができたという前半だったと思います。
後半は何人か選手を入れ替え、中盤での争いに勝つことをテーマに行いました。後半3分に相手GKからのキックをディフェンスがカットし、その流れで抜け出た選手がシュート、そのこぼれ球をミドルシュートで決めて同点に。サイドからの運動量が上がった結果での同点弾となりました。後半8分にはコーナーキックの競り合いに勝って追加点を奪うことができました。しかし14分に逆にコーナーキックから同点に追いつかれてしまいました。
その後は、前線で良い形を作ることはありましたが、決定的な場面までは作らせてもらえず、ただ、相手の背後を突くボールを入れることで、徐々に流れが太子に傾いていたように思います。そして相手より先に触ることで前半より守備の意識も上がっていたと思います。危ない場面もいくつかありましたが、身体を張ったプレーでなんとかしのぐことができました。そして、後半の39分に相手の背後に出たボールにFWが反応し、そこに中盤から走り込んだ選手が最後決め、これが決勝点となりました。
最後は満身創痍だったように思います。ただ、最後まで集中を切らさず、勝負にこだわった結果が生んだ勝ちだったように思います。
前半は相手の早いパス回しに圧倒されて、走らされて体力が消耗し、気持ちも含めてしんどくなっていた選手も多かったと思います。後半はそこを切り替えて勝ちに結びつけられたのは大きかったと思います。
しかしながらこの夏に取り組んできたパス回しや守備の意識は今日の試合ではほとんど発揮されませんでした。レベルアップを講じて求めたスタイルが今日は見られなかった部分については、今後の反省材料ではあると思います。今日は勝つには勝てましたが、課題も多く残る試合だったように思います。
今日は、本校がU-18リーグの会場で、合計2試合が行われました。日頃は他校さんへ行かせてもらうことも多く、公式戦の運営にはあまり慣れていない生徒たちも、今日は早くから準備や片付け、試合の運営に尽力してくれました。
日頃他で試合をさせていただいていることがどれだけありがたいかということを実感します。
次は22日に四天王寺羽曳丘高校・住吉高校と練習試合を行います(9:30〜@四天王寺羽曳丘)。今日の反省を生かしつつ、次の試合でさらなるスキルアップを目指してほしいと思います。
