5/5(金)、本校グラウンドに懐風館高校をお招きして、練習試合を行いました。
(青:上宮太子、黄:懐風館)
A戦:1-4(1-2、0-2)※35分×2
B戦:1-1(0-1、1-0)※30分×2
3連戦の最終日。精神力が問われる試合となりました。
前半立ち上がりにDFの連携ミスから失点。前半から前がかりに攻めてくる相手の勢いに押されっぱなしでした。
昨日までは中盤での攻防が多かったですが、今日は中盤を飛ばしてゴール前に早く展開することが多く、その分DFラインの裏を取られる場面も多く作らせてしまいました。前半の中頃に相手ゴールキックをカットしたところに前線の選手が相手の裏を取って1-1に。しかし前半の終わりにはDFがゴール前でボールを奪われてしまい、1-2で前半を折り返す展開となりました。
後半は立ち上がりから相手陣内へボールを運んでチャンスを伺いたいところでしたが、逆に奪われてカウンターを食らってしまい失点。相手は奪ってからの前線の選手の動き出しが非常に良かったです。その後もサイドを破られてチャンスを作らせてしまって失点。後半途中からポジションやメンバーを変えて、何とか得点をしようと前線の選手は頑張りましたが、相手ゴールを奪うには至りませんでした。
この3連戦の疲れがピークに来たのか、ケガを押して出場したり、足が動かなくなってしまった選手がほとんどでした。また暑さもあり、フォローの動きや、相手の速い攻撃への対応ができなかった内容でした。その中で上級生は何とかしようという姿勢を見せてくれていました。しかし試合に出ていない者も含めて、戦うチームになっていなかったのが今日の大きな反省でした。
ボールがピッチの外に出て、保護者の方がボールを取りに行ってくれているにもかかわらず、誰も動かない。試合を見ている選手は日陰でのんびりと座っている。特に出ている選手への声かけもない。まだまだ入部したばかりの1年生が多いとは言え、相手に対する気遣いや周りを見て判断して動くということができていない状態です。
A戦が終了して、虚しさすら感じてしまうものでした。
B戦はチーム全員で気持ちで戦おうと送り出しました。ケガでできなかった者も多い中、出ている者は最後まで気持ちを見せて走ってくれたと思います。
後半に出場できたのはGKも含めて11人しか残りませんでした。ケガを押して出場した者もいます。みんなで励まし合い、声を掛け合って戦うことができたと思います。出場したものは気持ちで戦い、周りの者は出ている者を励ます。これが上宮太子のサッカーの原点だと思います。
最近は疲れが先に出たり、技術に走ったりで気持ちの部分を忘れてしまっていた選手が多かったのではないでしょうか。今日はこの大切なことを呼び起こしてくれるための試合だったような気がします。
足りない部分はたくさんありますが、まずが「気持ち」の部分を大切にしてほしいと思います。
そういった部分では2・3年の上級生は本当に身体を張って、気持ちを見せて頑張ってくれたと思います。大きな存在感でした。
この3日間で身体はボロボロになったかもしれませんが、良い経験をさせていただきました。この経験を次のステップアップの糧にしていきたいと思います。
次の試合はU-18リーグ前期第2節(順延分)、関西福祉科学大学高校との試合です(11:00〜@藤井寺工科高校)。今日のような熱い試合を見せてほしいと思います。
懐風館高校のみなさま、本日はありがとうございました。