「高円宮杯 U-18サッカーリーグ OSAKA 2016」4部 中河内・南河内ブロック 後期Bグループ の第2節が懐風館高校で行われました。
（白：上宮太子、赤：金剛）
結果：0-1（前半：0-0、後半：0-1） ※40分×2
Ｂ戦：0-0 ※25分×1
試合開始前に雨が降り、非常に蒸し暑い中での試合となりました。
前半からボールの支配率が高く、優位に試合を運びたかったところでしたが、前線での起点を作ることに苦戦しました。なかなかボールが収まらず、また球際へのチェックが厳しい金剛高校相手になかなかリズムを作り出すことができませんでした。暑い中での試合もあり、またなかなかうまくいかない中でのイライラも募り、相手の激しいプレーに合わせてしまい、良い雰囲気で試合ができませんでした。攻め方も動き方も悪くなり、シュート数は相手を上回るものの決定的チャンスを作り出せず、悪い雰囲気のまま前半が終了しました。
後半は前半以上に前線の動きを増やしていきたいところでしたが、後半4分に失点。中盤でのパスがレフェリーにあたり、そのこぼれ球をロングシュートしたものが入ってしまいました。この後選手を交替しながらバランスを整えていきましたが、相手も選手交代を巧みに使いながら守備を固めていきました。サイドを起点にしてこじ開けたいところでしたが、悪い流れからの切り替えが最後までできていない者もおり、結局1点も奪えないまま0-1で敗退してしまいました。
最初は守備からリズムを作りたいところでした。しかしボールウォッチャーになったり、相手に先に動けなかったりと、守備が後手に回ってしまうところからピンチを迎えます。金剛高校さんは前線に技術が高い選手やフィジカルが強い選手がおり、ファウルじゃないと止められないという状況もありました。また、相手も果敢にボールを奪いに来るので、当然プレーは激しくなります。試合中多少荒く見えるプレーはありましたが、それを冷静に対処できないのも今の太子です。特にチームを引っ張るべく3年生が冷静にプレーできなかった。そこに敗因があるような気がします。
ここ数試合を見ていて一瞬の隙を突かれたり、小さなミスが命取りになるケースが多いような気がします。そのようなミスを減らすために練習をしているはずですが、まだまだ意識が及んでいない選手が多いと思います。今日もシュート数は相手よりも多かったですが、決定的な場面はほとんど作り出せませんでした。
そして際立ったのがメンタルの弱さ。自分たちが不利な状況において気持ちを表に出したり、声で鼓舞できる選手がほとんどいません。ベンチにいている選手、またベンチ外の選手も含めて声を出してチームを盛り上げられる選手がほとんどいないのが現状です。ほとんどの選手が受け身になってしまっているような気がします。切り替えも非常に悪いです。攻撃から守備への切り替え、リスタートの切り替え、今日も結果、切り替えの悪さから失点してしまいました。
U-18を2戦終えて1敗1分け。プレーオフに進出する条件は2位以上です。非常に悪い立ち上がりとなってしまいました。このことを踏まえてチームをどう変えないといけないのか、特に3年生は残り少ない期間で何を後輩たちに残すのか。本当に向き合わないといけないと思います。私学大会では確かに1回戦を突破しましたが、その結果で満足できるのか。目標としているところから見ると、現状からの道のりはまだまだです。今の技術、雰囲気、練習態度では到底勝てるチームとは言えません。
何にせよ今日は非常に悔しい敗戦です。早く今の課題に気付いて、取り組みを変えてほしいと思います。
明日は東住吉総合さんと練習試合を行います(9:30〜@東住吉総合)。
