「第63回 大阪私立高等学校総合体育大会サッカー大会」の2回戦がJ-GREEN堺(S9ピッチ)で行われ、興国高校と対戦しました。
（白：上宮太子、赤/紺：興国）
結果：1-2（前半：1-0、後半：0-2） ※35分×2
「大阪で1番おもしろいサッカーをする」と言われる興国高校との対戦。相手はこの大会のために組まれた選抜チームだったようです。大応援団がいる雰囲気の中での試合となりました。
前半から攻められる時間も多くありましたが、要所を守ってシンプルに攻撃を組み立て、チャンスも十分にありました。前半18分にDFからのロングボールに反応した前線の選手が相手のDFラインの裏で受け、GKとの1対1を制して先制。それまでも同じようなチャンスが何度かありましたが、ようやく決めてくれての先制点でした。
しかしその後は守備に回る時間が多くなりました。太子の左サイドの隙を突かれて何度も破られましたが、なんとか凌ぐという繰り返しでした。太子としても攻めあがってくる相手の裏を突いて何度か攻撃チャンスはありましたが、1-0での折り返しとなりました。
後半ポジションや選手を入れ替える中で守備のバランスを整えようとしましたが、技術の高いドリブルとキックを起点に太子ゴールに何度も襲い掛かってきました。後半15分に相手のゴール前へのロングキックから混戦となり、それを押し込まれ同点に。また、後半26分に、太子の右サイドをドリブルで駆け上がる選手をペナルティエリアで倒してしまいPKを献上。これを決められて1-2に。その後も何度か決定的チャンスもありましたが、最後で身体を張れず、また決めきれず1-2のまま敗退してしまいました。
チャンスもいくつかあり、やってやれないような相手ではなかったので、非常に悔しい敗戦でした。
徐々に相手に流れが行く中で、その勢いを受けて立ってしまったように思います。ズルズルとDFラインが下がり、そのスペースに攻め入られてしまったように感じました。
流れを自分たちで呼び戻すことはなかなか難しいですが、今日は自分たちで相手を大きくしてしまったのかもしれません。そして勝ちたいという気持ちは相手の方が上回っていたように思います。
練習と同じポテンシャルで試合が出来たら、もっと良いパフォーマンスが出来ていたとは思います。しかし、それができないのがチームの現状です。じゃあ勝つための練習とどれだけ積み重ねているかというと、同じことで何度も注意される者もまだまだいます。そのような者が試合に出て、良い動きができるかというと、できるわけはありません。
しかし太子は興国さんのように部員がたくさんいるチームではなく、限られた中でベストを組まないといけません。当然日頃の態度が思わしくなくても、時としては試合に出ている時もあります。確かに太子では試合に出場できる機会は多いかもしれません。しかしその現状に満足していては、これから先今日のような厳しいゲームで勝ちを拾えないようになるような気がしてしまいます。
選手たちも悔しい気持ちを持っていると思いますが、そのことを忘れずに明日から取り組めるかどうか。その一歩を大切にしてほしいと思います。
今週日曜日(7/17(日))はU-18リーグが再開します。気持ちを切り替えて次の勝負に徹してほしいと思います。次は金剛高校との対戦です（@懐風館高校 11:00kickoff）。
本日は保護者の方々も観戦に来て下さっていました。暑い中本当にありがとうございました。
