2/16(日)、予定していましたU-18リーグ 第4節は、雨天によるグラウンド不良により、順延となりました。
もともと今日は、U-18の試合後に移動して、四天王寺学園と練習試合をさせていただく予定でした。よって、試合時間を前倒して行わせていただくことになりました。
四天王寺学園が部員が9名しかいませんが、守備でゴール前を固め、奪ってから背後をついて攻めようという姿勢がうかがえました。また、1対1の対応が非常にうまく、粘り強い守備に、うまく攻撃することができませんでした。
30分を合計3本させていただきましたが、最初の1本目はコーナーキックに絡んだ得点のみ。2本目は、DFがボールを奪われて失点するなど、ミスも目立ちました。
数的優位に立つため、相手陣内でボールを保持する時間は長かったですが、ただただボールを回しているだけの時間もあり、前線の積極的な動き出しや、中盤からの仕掛けを、自分たちで作り出すことができませんでした。
3本目も消極的な動きが目立ち、中盤からゲームを組み立てたいところでしたが、その意図を理解してプレーできている選手が少なかったように思いました。また、声でのサポートが非常に少なく、毎回のようにおなじ選手が注意を受けなければならない状況を作り出してしまいました。
2本目と3本目の間に30分の紅白戦をさせていただきました。また、3本目終了後も、さらにもう1本紅白戦をさせていただきました。
最後の紅白戦は、さすがに良い緊張感の中で、積極的なプレーがみられました。
四天王寺学園の監督さんは、前任校からお世話になり、上宮太子が今のようにまだ活動ができず、練習試合をしたくてもなかなかできなかったころ、いつも快く引き受けてくださった先生で、本当に長いお付き合いをさせていただいています。
今日も無理を言って、グラウンドをお借りして紅白戦までさせていただき、全力を出してプレーすることで、感謝の気持ちをあらわすことができたと思います。
しかし、今日の試合は、選手たちは「全力を出した」と胸を張って言えるでしょうか。
失敗を恐れて、消極的なプレーになった者もいるでしょう。
チームのことより自分のことを優先した者もいるでしょう。
逆に、全力を出していても、技術や体力で他の選手に負けて、試合に出られない者もいるでしょう。
ただ、今は、少なくとも試合に出ている者全員が、見ていて「全力でプレーした」と納得できるものではなかったと思います。チャレンジする勇気をもっている者も少ないです。うまくいかなかった時に、自分の考えだけにハマってしまう者もいます。簡単に他の人と比べて、優越感に浸るものもいます。だから、今の上宮太子は勝ちを拾えません。
今日は、サッカー以外の大切なことに気づかせていただいた1日だったと思います。
今週は、入試の関係で休みも多かったですが、おかげて、1週間で3回も人工芝でプレーをさせていただく機会を与えて下さいました。
これも、当たり前のことではありません。
今の選手たちは、自分のことを優先してしまう選手が本当に多いです。
早く一歩先の景色を見られるよう、今日の経験を活かしてほしいと思います。
四天王寺学園のみなさま、本当にありがとうございました。
【試合結果】
6-1(2-0.2-1.2-0) ※30分×3