「第77回大阪高校総体 兼 第101回全国高校サッカー選手権大阪大会」の3回戦がJグリーン堺(S12)で行われました。
2次予選の初戦です。相手は3部に所属する同志社香里。格上相手にどこまで戦えるかが問われました。
開始直後に中盤で相手ボールを奪ったところから攻め入り、コーナーキックからチャンスを作りました。しかしその後攻め入れられ、飲水直前にコーナーキックを押し込まれ先制を許してしまいました。その後前半の間にもう1発コーナーから決められ、0-2で前半を折り返しました。
後半もう一度気持ちを奮い立たせ、まず1点を目標に相手陣内へボールを運びました。途中良い形をつくるもシュートまで至れずに、相手守備の前で攻撃を終える形が目立ちました。運動量も徐々に落ちる中で3点目の失点を許し、最後まで決定機を作れぬまま、試合終了となりました。
格上相手でしたが、自分たちの力を出し切れたかというと、ほとんどの生徒が出し切れなかったように見えました。気持ちの部分で弱い部分が見えてしまった時間帯もありました。最後まで闘いきれなかったというのが、敗因の一つでもありました。
生命線でもある球離れも悪く、ここぞのところでミスしてしまう場面もありました。しかしギアをあげると相手のミスを誘い、そこからチャンスを伺わせることもありました。
シュートまでいき切れなかったところが悔しさの残るところではありますが、それもこのチームの力だと思います。
3年生はこれで引退です。選手10人マネージャー2人の12人は、ここまで心が折れそうになることも何度もあったでしょうが、ここまでやり抜いてくれました。
この3年生は入学当初はコロナ禍で学校も動かず、普段より2か月遅いスタート。チームも3部に所属していたこともあり、なかなか試合も組ませてあげられなかった学年でした。それでも力をつけ、上の学年でも試合に出場する者も増えました。また、技術やフィジカルも大きく向上した選手もいました。何より明るい学年で、みんなを盛り上げながらチームを引っ張ってくれました。
保護者の方もたくさん見に来てくださいました。また差し入れをくださった保護者の方もおられました。ここまで支えてくださり、本当にありがとうございました。
最後は3年生からスタッフにプレゼントをいただきました。選手はマネージャーにお礼のプレゼントを渡しました。また保護者からは選手たちにねぎらいのプレゼントが贈られました。
最後まで33期生らしく明るく笑顔で引退を迎えました。ここから先の人生の方が長いので、上宮太子サッカー部で学んだことを、次のステージで生かしてください。
ひとまず選手権の挑戦は3回戦で終了となりました。ここ数年3回戦の壁をなかなか超えることができていません。次の世代で先輩たちの成しえなかった壁を超えてほしいと思います。
同志社香里のみなさま、ありがとうございました。
【試合結果】
0-3(0-2.0-1)