UENOMIYA TAISHI FOOTBALL CLUB~上宮太子高校サッカー部~

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H27 9/6 春日丘高校戦

平成27年度大阪高校総体兼第94回全国高校サッカー選手権大阪大会」の2回戦が生野高校で行われました。

結果:0-6(前半0-3、後半:0-3)











強い相手でした。完膚無きまでにやられました。
時折雨も降りしきる中、泥沼状態のグラウンドで、ボールコントロールはおろか、走ることすら難しいぐらいのグラウンドでした。

前半15分にディフェンスの裏を取られ、サイドの高い位置から上げられたクロスを逆サイドから押し込まれ失点。
その後も左サイドを破られたところからの折り返し、終了間際にもコーナーキックから押し込まれて前半で3失点となってしまいました。

中盤でのボールの奪い合いに負けることが多く、そこから縦や裏のスペースへ蹴り込まれるシーンも多くありました。グラウンドの状態でボールは転がらなかったものの、ゴール付近での相手との1対1に負けてしまうことも多く、また奪ったクリアボールも満足に蹴れず相手に取られてしまいまたピンチになるという連続でした。相手のパワフルな攻撃にディフェンスラインが下がってしまい、そのスペースをまた相手に取られるという悪循環の繰り返しで、太子はチャンスらしいチャンスも作ることができませんでした。

後半からメンバーやポジションを変え、サイドのスペースを狙って攻撃に転じようと試みましたが、こちらがボールを持つと相手選手の切り替えも速く、なかなか簡単に攻撃をさせてもらえませんでした。すこし前のめりになったところを逆に相手に突かれ、後半開始4分に失点。その後もラインと高く上げ、元気のある選手を投入し反撃を試みましたが、相手ゴールを奪うこともできずに0-6で敗退してしまいました。

このチームになって対戦した相手の中で1番強い相手だったかもしれません。
技術でもフィジカルでも運動量でも完全に相手が上回っていました。
とくに切り替えの早さ、守備の意識は非常に高かったチームだったと思います。その点、太子は切り替えが遅い選手もいました。ここ1番で身体を張り切れない選手もいました。
気持ちの部分でも相手が勝っていたように思います。

「弱いから負けた」

試合終了後に監督から選手に送られた言葉です。
勝負の世界にいる以上、勝ち負けは当然つき物で、勝ったチームが強く、負けたチームが弱いものです。

「勝ちたい」と選手たちは良くいいます。
しかし勝ちたいだけの努力をこれまで本当に積み重ねてきただろうか。
そう考えるとまだまだ物足りなさは感じます。

嫌な練習やしんどい練習では逃げたりサボったりする選手もいました。
少し自分に都合が悪くなると、簡単に文句を言ったり、人のせいにしたりしている選手もいました。
何かにつけて理由を付けて学校や練習を休むものもいました。

そういうチームがここ1番で本当に勝つことができるチームだろうか、と考えるとうちはまだまだだと思います。
今日の負けをどれだけの者が受け止めて、次やるべきことを考えることができるかが大切だと思います。



しかし3年生はどれだけ悔やんでも、高校サッカーでやり直すことはできません。
3年生は今日で引退です。



この3年生は入学当時15名でスタートしました。人数が増えてこれからに向けて期待したところではありましたが、いろいろあってチームを離れるものが後を絶ちませんでした。
結果今日グラウンドに残ったのは6名です。この6名の中にはほとんど試合にでることができなかった者もいました。
そんな中でもほとんど休むことなく、苦しい時も練習に参加してくれたと思います。

メンタル面が弱かった3年生。この新チームが出来た時はどうなるものかと心配していました。しかし今日の試合では3年生が最後まで声を上げ、身体を張ったプレーを見せてくれました。チームを絶えず鼓舞し、最後まであきらめない姿勢を見せてくれたように思います。

この姿を1・2年生は忘れてはなりません。3年生の想いを受け継ぎ、次のチームでこのチーム以上の結果を出してもらいたいと思います。

今日は足元の悪い中本当に多くの方が応援に駆け付けて下さいました。
友人やOBのみなさん、そして何より保護者・ご家族の方、本当にありがとうございました。

特に保護者の方におかれましては、3年間朝早くから夜遅くまで彼らのサポートをして下さり、厳しくも温かく見守って下さったこと、本当に感謝しております。
甚だ恐縮ですが、この場でのお礼となりますことお許しいただけたらと思います。

3年生のみなさん、本当にお疲れ様でした。
今までこのサッカー部で学んだことを、次のステップでも生かして、感謝の気持ちを忘れずに活躍してほしいと思います。