(※10/3写真アップしました。)
「第74回大阪高校サッカー総体 兼 第100回全国高校サッカー選手権大阪大会」の3回戦がJグリーン堺で行われ、賢明学院と対戦しました。
相手は現在2部リーグで首位を走るチーム。格上相手にどこまでできるかが試される試合でした。
前半から攻め込まれる場面もありましたが、粘り強く守り、前線への攻撃へとつなげたいところでした。しかし、前線になかなかボールがつながらず、中盤で奪われる我慢の展開が続きました。何とか耐え忍びましたが、前半の終了間際に先制を許す形となりました。
後半も相手にボールを持たれる時間が長く続きましたが、粘り強く対応しました。いくつか惜しい形もありましたが、決定機を活かしきれず、セットプレーから失点。最後は攻めに転じましたが、逆にカウンターを食らい、0-3で敗退となりました。
よく戦いました。惜しいシーンもいくつもありました。コンディションが良かったとは言えませんが、よく走りよく身体を張ることができました。ただ、取られてはいけないタイミングで失点してしまったことが非常に大きかったと思います。
「ここを乗り切れたら」というところで失点してしまうことが、今のチームの力だったと思います。
秋に対戦した時は25分で6失点した相手。そこから考えると成長は見せることができたと思います。しかし、よく戦いましたが、結果は敗退。結果を出さないといけないところで出すことができませんでした。
1・2年生はまだ次に繋げることができます。反省することもできます。
しかし3年生にとってはこれで引退となり、同じメンバーでサッカーができることはもうありません。
この3年生は、1年生の時に4部で優勝し、その中でも試合に出ていた者が中心となりました。2年生の時にコロナが拡大し、試合や合宿も経験できぬまま、3部リーグを通して強いチームとの戦いの中で経験を積みましたが、トーナメントでは思うような戦いができませんでした。
メンタルがなかなか固まらないチームで、良い時は良いけど、悪い時は悪い、勝ちたい気持ちが先走り、その感情のコントロールが難しくなった時もありました。そんなチームでしたが、時間をかけるにつれてだんだんと気持ちも強くなっていきました。
うまくいかない時もありましたが、自分たちでどう戦えばいいのか考えられるようにもなりました。最後は自分たちの意思で守り、そして自分たちの意思で攻撃をすることもできました。
この3年生は入部から夏まで誰一人欠けることなく過ごした学年でした。こんな学年は今まで見たこともありません。お互い励まし合い、非常に仲の良い学年でした。選手権が延期されたことにより引退した者もいましたが、最後まで3年生らしく胸を張って戦ってくれたと思います。
結果は悔しい負けとなってしまいましたが、サッカーでないと得られない経験をたくさん得てくれたと思います。
ここまで支えてくださった3年生の保護者・ご家族のみなさま。本当に支えてくださったこと、ここまでご協力いただきましたこと、この場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。本当にありがとうございました。
本日も生徒への差し入れや3年生1人1人へのプレゼントやマネージャーへの感謝を表した記念品をいただきました。
進路確定までまだまだ悩み多い時期は続きますが、残りの高校生活で悔いのない結果を残してほしいと思っています。最後まであと少し、よろしくお願いします。
何より3年生のみなさんお疲れさまでした。1・2年生は3年生の思いを受け継いで今まで以上に頑張ってほしいと思います。
賢明学院のみなさま、試合運営に携わってくださったみなさま、本日はありがとうございました。
【試合結果】
0-3(0-1.0-2) *35分×2