Jグリーン堺主催「OSAKA PRIDE 2020 U-18」の3日目を迎え、順位別トーナメントの続き2試合を行いました。
初戦は4位トーナメントの初戦を 敗退したチーム同士の対戦となります。
岸和田高校との対戦となりました。
前半は、中盤での守備がもたつき、自陣でボールを回される展開が続きました。サイドから崩されそうになる場面もありましたが、最後ゴール前でなんとか凌ぐような形が多く見られました。
後半は中盤での守備の意識が向上し、相手陣内でプレーする時間が増えました。攻め込まれる形もありましたが、カウンターから得点もみられ、良いリズムでプレーすることができました。
岸和田高校さんとは先日のリーグ戦でも対戦したところでしたが、お互い前回とは違うメンバーでの対戦となりました。ピンチもいくつかありましたが、しっかりゴールを守って、得点の形を作ることができ、OSAKA PRIDEでの初勝利ができました。
4位リーグでの5位・6位決定戦は英真学園との対戦となりました。
前半から良い形の攻撃がいくつか見られました。中盤で奪って相手の背後を狙う形がみられましたが、相手の守備に阻まれる状態が続きました。それでも中盤からのフリーキックを直接決めて先制することができました。
後半も再三チャンスを作るも、シュートまで時間がかかって打てなかったり、決定的場面で決めきれなかったりと、もどかしい展開となりました。徐々に差し込まれる展開となり、クロスから押し込まれて同点となってしまいました。
そのままタイムアップとなり、1人目からのサドンデス方式でのPK戦となりました。
1本目を成功した相手に対し、1人目のキッカーが蹴ったボールは無情にもポストにあたり、敗退となりました。
この3日間で17本のゲームをさせていただきました。「チーム全体の底上げ」をテーマに全体を2つのチームにわけ、それぞれ前半・後半で入れ替わりながら戦いました。
日を追うごとにケガ人も発生したため、最初に組んだチームこそ崩れてしまいましたが、レギュラーメンバーだけに頼ることなく、最後まで生徒でメンバーも選出して戦うことができました。
この大会を振り返って、負ける必要のない試合を、自分たちのミスからたくさん落としてしまいました。
ミスの怖さ、決めきることの大切さを痛感したのではないでしょうか。そして、日頃の練習がどれほど大切かもわかったのではないでしょうか。
サッカーにはミスは付き物ですが、それを全体でカバーする雰囲気が安定してできるようになれば、もっともっと力を引き出せるように感じました。
良い時は良いけど、悪い時は自分たちで波に乗れないのが今のチーム状況です。それがこの大会に参加することで、明確になったように感じます。
試合で勝ちを拾えるように、そして誰が出場してもチーム力が変わらないように、しっかりとトレーニングを積み重ねていってほしいと思います。
炎天下の中での3日間でしたが、体力的にも精神的にも強化できた3日間となったと思います。そして、何よりたくさんの経験を積ませていただきました。
今年はコロナ禍で遠征や合宿も行けず、なかなか試合もできませんでしたが、それを十分取り戻すかのような、たくさんの試合をさせていただきました。
当然まだまだ満足できるレベルにはありません。夏休みもあと2日となりますが、最後の2日間も試合を申し込んでいただき、さらなる強化を図ることができます。
選手権予選の開幕まであと約1ヶ月。暑い日もまだまだ続きますが、自分たちがやらなければならないことをしっかり意識して、頑張ってほしいと思います。そして3年生にとっては、本当に悔いの残らない生活を送ってほしいと思います。
大会期間中、早朝にもかかわらず送迎してくださり、また水や氷などの差し入れをくださり、保護者のみなさまには、本当にたくさんの支えをいただきました。この大会への参加も、保護者の方々のサポートなくして、行うことができなかったと思います。ケガ人等も出てしまいましたが、おかげをもちまして、良い経験をさせていただき、チーム全体のレベルアップにつながることができたと思います。本当にありがとうございました。
そして、この大会を企画してくださった興國高校・大商大堺高校の先生方、運営してくださったJグリーン堺のみなさま、メディカルスタッフとして携わってくださった平成医療学院のみなさま、そして対戦してくださったチームのみなさま、本当にありがとうございました。