今日の試合の結果により、8勝1敗の勝ち点24、
得失点差でそれまで1位だった上宮高校を上回り、4部中河内・南河内ブロックAグループの1位となりました。
その結果、来季U-18リーグでは3部に昇格できることが決定しました。
自力での昇格は本当に険しい道でしたが、選手たちは目標をもって、よく頑張ってくれました。
3年生がここまで本当によくチームを引っ張ってきてくれました。
その3年生も、本日の試合をもって引退となります。
30期生の3年生は、選手権まで残ったのが9人。受験を控える生徒は、インターハイ予選での引退が多い中、秋まで残ってサッカーを続けるのは相当な覚悟が必要だと思います。これだけでも十分に胸を張れることだと思います。
しかし今日まで続けた7人は、お金には変え難い経験と達成感と自信と絆を得られたと思います。
この3年生の学年は入れ替わりが多かった学年で、最大19人所属していました。途中様々なことがあってメンバーが減っていっても、サッカーにブレずに取り組んできたメンバーでした。
入学してすぐから春季大会に出場、U-18では下位リーグを経験するも、選手権予選では4回戦・ベスト64の結果を出しました。
新チームになってからは上級生とかみ合わないことも多く、チームの雰囲気も良くない中で、何度もミーティングを重ねました。だんだんとコミュニケーションが取れるようになってからは、信頼関係も生まれてきました。
しかし、試合ではなかなか結果を出すことができない期間が続くも、残ったメンバーは、後輩たちに何かを残してやろうと必死になってくれました。
今年の選手権で敗戦してからの3年生の姿勢は、鬼気迫るものがあり、見ていて胸が熱くなることも何度もありました。
結果として、指導する側である私たちも、彼らのなんとかしてあげたいという気持ちが、日増しに強くなっていったように思います。
本気で3部昇格を目指して7年。その間1度プレーオフまで進出したことはありましたが、結果及ばず、プレーオフの難しさを痛感しました。
その時のメンバーも時折喝を入れに、グラウンドに顔を出しにきてくれていました。
そんな先輩たちの思いも背負って、3年生はチームを引っ張り上げ、見事に結果を残してくれたと思います。
文武両道を目指してこれまでやってきてくれた3年生でした。
練習が終わってから、居残りして勉強に取り組んだ者もいました。
普段から優秀な成績を収めて、大学への推薦をいただいた者も多数いました。
自分を高めるために筋トレを継続して、次第に周りも巻き込んで、チームに良い影響を与えてくれた者もいました。
試合に出れずとも、毎日練習に休まず参加した結果、試合でできることが増え、今日試合で時間が少ないながらも、公式戦デビューを果たした者もいました。
また、選手権でのケガが尾を引き、今日までの1ヶ月間ほとんど何もできずとも、後輩たちを励まし続けてくれた者もいました。
そして何より、私たちを最後まで支え続けてくれたマネージャー。彼女たちも最後まで残ってくれました。
途中何度も「辞めたい」と相談にきたこともありました。それでも自分のことよりも、チームを優先してくれた彼女たちの姿に何度も励まされました。
彼女たちは今日もいつものように、水の用意をし、試合記録を取り、ブログの写真を撮影し、走り回り、笑顔で選手たちを送り出してくれました。
ある選手は、「今日の結果はマネージャーのおかげです!」と言葉にしていました。
最後のミーティングでは、3年生1人1人が後輩たちにメッセージを残してくれました。
1人1人やり切った達成感でいっぱいでした。
これまでは「負けて引退」がほとんど。「勝って引退」は初めての経験でしたが、本当に誇らしい晴れやかな笑顔をしていました。
キャプテンは最後に「ここまでサッカーがてまきたのは親のおかげ」という話をしてくれました。
3年生の保護者の方々は、本当にたくさん応援に来てくれました。チームとして雰囲気が良くない時も励ましていただいたり、たくさんの差し入れをいただいたりもしました。毎試合送り迎えをしていただいたり、選手を勇気付ける声援をしてくれたりと、保護者のみなさんもチームスタッフの一員のような姿勢で、後押しして下さいました。
本当にたくさんのご協力をいただきました。
本当にありがとうございました。
3年生の選手からチームスタッフとマネージャーへ1人ずつお花をいただきました。
チームは新たなステージへ向かいます。
彼らの思いを胸に、後輩たちは頑張ってくれると思います。
このメンバーからたくさんの経験をさせてもらいました。たくさんのことを学ばせてもらいました。
本当にありがとう。君たちと出会えたこと、共に同じ時間を過ごせたことに感謝します。
これからも上宮太子で得られた縁を大切に、残りの高校生活、大学受験、そして次のステージで頑張ってほしいと思います。
今まで本当にありがとうございました。
これからの活躍を期待しています。